第4章 悪い夢

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「お母様か――いいや、やっぱりやめておく」 次の瞬間。 おのずとその理由が分かった。 「パートナーも一緒だしな」 可偉人の視線がどこかを見据えて 柔らかく微笑んだ。 朦朧とした瞳で 僕は彼の視線をたどる。 そこには こちらに向かって歩いてくる 天使みたいに可愛い女の子がいて。 白いワンピースの袖を揺らしながら 可偉人に小さく手を振っていた。
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