第5章 背中合わせの緊縛

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言って猥らな舌先で 律は己の長い指を湿らせた。 その時 カタンと――。 背後で何かぶつかる音がして (可偉人だっ……) 僕の身体は面白いようにピクンと撥ねた。 「わお。隣もお楽しみの最中かもしれないぞ?」 律は上品な顔に似つかわしくない 下卑た笑みを浮かべ。 「どう思う?」 ただでさえ不安定な 僕の気持ちをかき乱す。
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