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同時に背後で
コトリ――また音がした。
「お願い……お願い。お兄様……っ」
パニックだった。
「どうした静?」
その後も絶え間なく与え続けられる快感と
ふいに襲いかかる痛み。
「ハァッ……アアッ……!」
壁一枚挟んだ向こう側には
求め続けようやく再会した恋人がいて。
「お願いしますっ……お願いだから……」
なのに僕は隣の部屋で
彼の兄貴にいいように玩具にされてる。
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