第5章 背中合わせの緊縛
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「僕に猿轡をして下さい……」 どうしたって 逆らえないんだ。 「ふうん」 この場合 涙は同情なんか誘わない。 「猿轡をして犯して下さいだ。もう一度」 「なっ……」 いっそう歪んだ支配者の 加虐心を煽るだけ――。
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