誘惑と不意打ち

1/2
2人が本棚に入れています
本棚に追加
/14ページ

誘惑と不意打ち

誘惑と不意打ち なぜいきなりそんなストレートな事を聞くのか。 こっちはまだ童貞で、経験など無い。エッチな事する=自分でする、って事以外に答えようが無いのだ。つまり僕はそのまま一人エッチをするのかという意味で聞かれたのかと思い、素直に答えた。「そりゃ・・まぁ時々しますよ」「えー!どんな風にするの?」 「どんなって、エロ本みたりとか・・」 「ちがうわよー、彼女とって事。」 「えっ!あー!・・彼女いないんで」 「そうなんだ・・何かちょっと意外だね」 「どういう意味ですか?」「彼女いそうなのに」「クラスに女子5人しかいないんですよ。理系なんで」 「そりゃ競争率高いよね」それからクラスの女子の話題になって、体育のときに着替える時は女子が外に出るのか等、そんな事は覚えているがそれ以外にこの話題から発展した事は覚えていない。再度話題が尽きた。 そしてまたお姉さんが唐突な質問をした。「あのさ・・・一つ聞いてもいい?」「何ですか?」 「さっき一人でエッチな事するっていったじゃん」 「・・はい」「どういう体勢でするの?」「・・は?」「男の子ってどうやってするのかずっと気になってたからこの際聞きたくて」 「そんなの・・言えないですよ」 「えーなんで!いいじゃない。簡単にでいいから説明して」 「・・体勢なんて口で説明できないでしょ」 「じゃ、そこでやってみてよ」 「えぇ?」この人さっきまで落ち込んでたんじゃないのか。 どうしてこんなにエロネタばかり振って来るんだろう。でも、元気になってくれたならそれでいい。むしろ泣いてるよりは綺麗なお姉さんとエロ話出来る方が楽しい。でも、自分の一人エッチの体勢を聞くなんて・・・・正直困った。「いつも床に寝転んでやるんじゃないんで・・・無理です」 「じゃぁどこでしてるの?」 「ベッドを背もたれにして、床にすわってします」あぁ・・・恥ずかしい。 赤裸々に自分の一人エッチの事を話さなくてはいけないなんて。お姉さんはまるで自分が興味を持った物をいじる子供のように、僕を質問責めにして色々な要求をしてくる。とても恥ずかしかった。「そこに座ってないでこっち来てここに腰かけなよ」 「いや、ここでいいですよ」 「別に座って私に一人エッチして見せてって言ってるわけじゃないじゃん?」
/14ページ

最初のコメントを投稿しよう!