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春樹Side
「ただいま」
誰もいない家に声をかけて入る
誰もいないが お父さんが居るから
チラッと お父さんの遺影をみて溜息を吐く
最近話していないなと 遺影の前にボーッと眺める
昔は 学校であったことや母親には言えない事をお父さんに話してた
今日は久しぶりに一言言ってみた
「新之助君が好きなんだ…」
竜司にもまだ言ってない 同じクラスだからなんとなく言いにくくって
新之助君は クラスの友達に未だ馴染めてない感じだ
少しオドオドしてる感じなんだけど 僕は暗いとは思わない
ただ 皆の輪に入るタイミングを逃してしまったんだ
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