4人が本棚に入れています
本棚に追加
ーーーー
━━━禁断魔術の詠唱が終わった
それから私は贄を取り出す為に空間へと穴を開けた
そしてそこに手を入れ何かを掴むと手をそこから出した
その手にはある”モノ”が握られていた
それはドク,ドク,ドク…と脈を打ちながら動いていた
…そうこの音から分かるようにそれは心臓である
勿論只の心臓では無い
これの持ち主は何千年もの間を生き抜いたドラゴンと呼ばれる化物である
私はソイツから戸惑いも無くこの”心臓”を引き抜いた…のだがソイツは死ななかった
まあ何回も取れていいんだけど…おっと真面目な話はここまで続きはまたいつか、だよ?
じゃあ、この贄を捧げる為、詠唱している間に浮かんだこの魔法陣の真ん中に置くよ
ん?なんで贄を捧げるか、だって?
それは勿論禁断魔術の代償を軽くする為だよ~?
…は?代償は何かって?
もっちろん己自身の命だよ~?…普通は、ね?
だ・か・ら♪その代償を半分にする為に贄を捧げるんだよ!
あと半分になるとどうなるかというと…実はわからないんだ♪何故なら結果はマチマチだから…だよ!
え?説明が長くて面倒だって?…分かったよ、やれば良いんでしょ?やれば!
早速私は手元にある贄を魔法陣の中心に置いた
すると…
「フフフ、真っ赤だぁ♪」
魔法陣が赤く光だした
そしてその光が強まるとあたり一面を包み込んだ
周りの奴らは光が眩しいのか目を隠していた
…だが私だけは目を見開いていた
すると魔法陣の中から黒いモヤが出て来た
そしてその中には沢山の死霊が何かにまとわり憑かれたモノが立っていた
ソイツは私と目を合わせるとこう言ったのだ
「神の血を寄越せ」
…ってね
ーーーー
最初のコメントを投稿しよう!