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「おまっ、やめろって、そんなの……////」
「しょうのないヤツ。これくらいで顔を赤らめさせ、ギャーギャー騒ぎ立てるなんて」
はあぁと大きなため息をつき、柱を掴んでる俺の手首を掴んで、ぐいっと引っ張ってくれた。
「ぅ、わぁっ!?」
「さっさと行くのだ、時間がない」
さっさと行くと言ったのに、焦ることなくむしろ、俺に歩調を合わせて歩いてくれる。
ぞっこんって言われたことも嬉しかったけど、こうやって歩いてくれることも、すっごく嬉しくて。少しだけ前を歩くアンディの背中に、声をかけずにはいられなかった。
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