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「和馬っ! 待っていたぞ、逢いたかった!!」
風呂敷包みを、手早い動作で足元に置き、俺にぎゅっと抱きついてくれた。
「ちょっ、アンディ//// く、苦しいって」
久しぶりにされる、アンディの抱擁。コイツ、以前にも増して身長が伸びてる。俺の頭がちょうど胸の位置だから、心臓の音が丸聞こえ状態なんだ。
突然のハグに、駆けっこしてるみたいなドキドキした心音や、体を包み込んでくれる暖かな体温などなど、アンディからもたらされる刺激に、頭がクラクラしてきた。
「……何だか和馬が、可愛くて仕方ないぞ。どうした? こんなに小さくなって」
「小さくなってないって! お前が一回り以上、デカくなったからだろ」
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