Please say yes:はじめてのデート

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 頬に熱を感じつつ、腕の中で喚いてやったら、端正な顔がにゅっと自分に寄せられる。メガネの奥の、青い色したガラス玉のようなキレイな瞳が、愛おしそうに見つめてくれた。 「惚れ直してくれたか?」  以前逢った時は、どこか少年ぽさが残った顔立ちをしていたのに、目の前にいるアンディの今の顔は、カッコイイくらいに、大人の男になっていて。逆に自分がひどく、子どもっぽく感じてしまった。 「惚れ直すとか、ワケ分かんないし。いい加減、放してくれって」  素直に気持ちが言えないのは、前と変わらない。恥ずかしすぎて、どうしても言えないんだ。それにカッコ良すぎる、アンディとつり合ってないことに、どこか引け目を感じてしまって、余計言えないでしまう。  アンディは何も言わず、俯いた俺のオデコに、ちゃっかりキスをしてから、体を解放してくれた。  キスされたオデコを、意味なく触りながら顔を上げると、何故だか青い瞳をキラキラさせて、まじまじと俺を見つめてくれた。
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