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ーガタンーー…
物音に振り返ると、教壇のところに女がいた。
同じクラスの…橋本さくら。
「いつからいたんだよ。」
「……ごめんね。聞くつもりは無かったんだけど…実は君たちが教室に来る前からいたんだ。」
「……そっか。」
一部始終を見られてたってことか。
「でも、彼女とても一方的だったね。」
「…だな。」
「君も言い返さなかった。何も。」
「……。」
「……ねぇ、くっついてあげようか。」
「はっ!?」
突然の発言に意味を探す俺に、橋本はどんどん近付いてくる。
彼女の手がシャツ越しに俺の胸に触れ…
「…ふふ。可愛いね、君。」
ギュッと俺を抱きしめた……
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