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次に届いた一通のメールは、十四年後の私からだ。
その頃の息子は、中学生か。
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from: 十四年後の私
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sub: いまのうちに
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いっぱい抱き締めて、愛でておけ。
かわいいのは、今のうち。
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一体この頃の自分と息子の間に、何があったのだろうか。
息子は反抗期で、私の作った弁当でも捨てられたのか。
それとも、中学2年ゆえに中2病を起こしており、私は痛々しい息子に頭を抱えているのか・・
そうか、この可愛らしい赤ちゃんは、成長してしまうのか。
中学2年生ともなると、髭やスネ毛が生えたり、声が低くなるのだろう。
私の膝の上で、手をモグモグしている息子。
今の私じゃ、男性になる息子の姿を、全く想像が出来なかった。
私は忠告通り、ギュッと息子を抱き締めた。
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