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ラミアンを下がらせ、服を直し布団を頭までかぶる。
ジワジワと沸きあがる熱。
私が知らない熱に飲み込まれそうになり、怖さを感じた。
これが一歩なのかしら?
私に知らない世界を垣間見た瞬間だった。
ラミアンを買った事に後悔はない。
けれど、不安はある。
知識ばかりあり、経験が皆無の私。
もう19歳。
知りたいと思うのは当たり前だと思うのだけど。
「また、明日ゆっくりと。おやすみなさいませ【ゆっくり寝られるうちに寝ておけよ】」
ドアの向こうから聞こえた声に、返事を返す事なく、私は瞳を無理矢理閉じた。
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