道標

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人生が、見えないゴールに向かって、道をひたすら前に進むものだとしたら、私たちは時折、分岐点に出会う。 右に行くか左に行くかで、もしかしたらその選択は、私の一生を揺るがす大事件になるかもしれない。 右か左か。 あの時、あっちを選んでいれば良かった。 何で私はこっちを選んでしまったのだろう。 18年ばかりの人生を振り返ってみても、私には後悔が多い気がする。 そういった分岐点に出会った時に、例えば、ここにいる私を、遠くの高い所から見守っている誰かが、「右に行くのは止めた方がいいですよ。氾濫した川に行き当たります」とか、「左に行けば、美しい野花が咲く、原っぱに出るでしょう」とか、行く先に何が待っているのかを示してくれたらいいのにと思う。 もちろんそんな事が無理なのは、解っている。 私の人生だから、私は私の生きる道を、自分で切り開かなければいけない。 でも、それが未来の私からの助言だとしたら_____
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