第1章

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竜二『(あぁ、もう完全に修復出来ないくらい壊れたな)』 竜二『(こんな時でも、俺を助けてくれる人なんていない。それが凄く寂しい)』 竜二『(……でも、よく考えると優しくされるって愛されてるって言っても良いよな?)』 竜二『(誰だって好きじゃない人間を心配したりしない)』 竜二『(なら、あの時点で俺の願いは達成していたんじゃないか?)』 竜二『なら俺は、なんで自らそれを壊してしまったんだろうな』 『気にするな、お前はこれから死に行く身だからな』 竜二『え?』 グサッ
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