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一番、初めの雪
A「ムキュ~寒いよー」
不慣れな白の世界
B「顔が赤いよ大丈夫?」
風邪をひいたのかな?
心配になった僕
A「ぎゅ~ってして♪」
純白の精霊が視界をぼやけさせて
僕の心には彼女しか映っていない
B「うん…」
目線を反らしうつ向いた僕は手を伸ばして彼女の手を握りしめる
A(馬鹿なんだから…)
B「帰ろうか。」
温かく雪が降る帰り道
初めて彼女を意識したその瞬間に
雪が降っていたから。
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