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「じゃあ、携帯貸して。」
こちらの落ち込みを気にもとめず、わたしの携帯を手にとると、電話番号の登録をしはじめた。
下を向く三浦君。
幼顔っていうのかな。
確かに可愛い顔だけど、男の人らしい、整った顔。
モテるのもよく分かる。
登録が終わった三浦君は、携帯をわたしに返しながら言った。
「じゃあ、これからよろしく、もも。」
さっきの毒舌からは考えられない、爽やかで眩しい笑顔。
………。
どうなるんだろ……わたしは。
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