成人式

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大学に入学した僕は、毎日を無為に過ごしていた。 惰性で学校に通い、ただ日々を消費する。 流されるように朝起き、 歯を磨き、朝食を取り、着替えて学校へいく。 授業に出てちゃんとノートは取っているものの、 これに何の意味があるのかわからない。 家に帰り、 洗濯して、ごはんを食べ、風呂に入り、寝る。 ただ毎日それの繰り返し。 もし薬や乱交目的の怪しげな宗教に誘われれば、 なにも考えずにただ流され、 手を出していたことだろう。 確かに、 平凡で退屈な毎日に 飽き飽きしていないかといわれれば嘘になる。 だからといってそういうことに手を出すのは、 やっぱり平凡で。 退屈なことに変わりはないのだけれど。   あくびが出るほど退屈で平凡な日々は続いていく。 毎日がこんなに退屈だと 思い始めたのはいつからだろう?
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