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真哉の声に皆が反応して、一斉に真哉へと顔を向け、そして剛志が。
「誰が生きているって?」
そう問いかけると、これに真哉は龍神の水晶を差し示して。
「そこに映っている奴ッ。愛洲移香斎が生きているよッ」
と、真哉は言い、そして真哉は天井へと顔を向け。
「鳳凰神様はいったよなッ。移香斎が立ちがる事はないとッ。俺はその言葉で移香斎は死んだと思ったけどッ。どいう事なんだッ」
と、真哉は鳳凰神・宇喜多直家へと問いかけた。
すると、鳳凰神・宇喜多直家は。
『待て愛洲移香斎が…ちょっと様子を見て見る』
そう言い、鳳凰神・宇喜多直家は、島津軍の本陣の辺りを天上より眺め、そして鳳凰神・宇喜多直家も、愛洲移香斎が2人の偉丈夫と、何やら話している様子であり、それを見た鳳凰神・宇喜多直家は考えを巡らせ、そして考えをまとめた鳳凰神・宇喜多直家は言う。
『なるほど。確かに真哉によって2度立ち上がれぬ筈の移香斎がピンピンとしていたのう。おそらく儂の想像だが妖魔鬼神も真哉たちが現れた事でそうとう追い込まれている様じゃな』
この鳳凰神・宇喜多直家の言葉を聞き剛志が問う。
「追い込まれているとは?」
『うむ。ようは龍神が妖魔鬼神に追い込まれ自らの力の限界を超えて結界を張ったのと同じ事。妖魔鬼神は真哉たちの力が想像以上であったため。死のふちにある移香斎を復活させた。これは妖魔鬼神の力を減退させる事に繋がる。また移香斎は何やら太刀を3刀持ち。その太刀の内の2刀をそれぞれ2人の偉丈夫。おそらく塚原卜伝と上泉伊勢守であろう。2人に渡していた。この3刀の太刀も妖魔鬼神自らの身体を削り造り出した太刀であろうから。これも妖魔鬼神自身の力を減退させる事に繋がる。云わば妖魔鬼神に焦りがあるという事だ』
そう鳳凰神・宇喜多直家は説明した。
鳳凰神・宇喜多直家の説明を聞き剛志は言う。
「つまり妖魔鬼神が妖魔勢力を築き上げた時。妖魔勢力の将兵たちの強靭さに圧された我が尼子勢力をどうにかして死守しようして龍神が自らの力の減退を覚悟の上に結界を張った時の様な状況に妖魔鬼神が追い込まれているという事なのですね」
『そうだと儂は推測する』
「なるほど我らにとっては好都合ですな」
と、剛志は言いキラリと目を輝かせていた。
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