新記録更新中

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「俺は構わないよ」 戻って来たキミは、私が座り込んでいたベッドに片膝を載せた。 「それだけ俺のこと好きってことだろ?」 臆面もなく言うキミに、驚いて涙も止まる。 いつもはそんなことを軽々と口にはしないから。 「……そうなのかな」 「そこは、うんって言っておけよ」 カラッと笑ったキミの顔。 その表情はずっと好きだった。 きっと、初めて会った時から、その優しそうな瞳に惹き付けられてきた。 「キミはあっさりしてるよね」 会える時間が短いから、会っている時はそれなりにベタベタもしてくれるけれど、基本的にキミは淡白だ。 連絡も、放っておけば一週間くらいしなくても平気そうだし、私が普段どんな風に一人の時間を過ごしているのか気にしない。 「……おかしいな。私、そっち側だったはずなんだけど」 これまでの彼氏との付き合いを思い返してみるまでもなく、こんなに感情が揺らされるのは初めてだ。 キミが何をしているのか知りたい。 何を考えながら、どんなことをして、どんな風に私のいない時間を過ごしているのか、こんなに気になるなんて思ってもみなかった。
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