もしも学校にゾンビが入ってきたら

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瀬戸はため息を吐き、意識を集中させた。
ドアを叩く音が先ほどから聞こえているが増えている。

出口は無理、３階、ここは教材室、必要なもの、下の階は確か技工室、職員室は、脱出経路は……

｢瀬戸くんねてるのかなぁー？｣

中洲がつつこうとしたと同時に瀬戸は顔を上げた。

｢生き残る気あんなら手伝ってくれ。｣

今日1度目のﾄﾞﾔｧ顔である。