1

4/5
前へ
/32ページ
次へ
「これって…ゾンb」 瀬戸が言いかけた時に女子(ゾンb?)とバッチリ目が合った。 「いやぁ、まあ、良い天気でございますよね?……あ、…メイク崩れてますよ??」 動揺して早口になっているが、どうやら日本語は彼女には通じなく、小さく唸っている。 「で、でわ。ボクはおじゃる丸見なきゃだから…さよなr。」 「!!」 言い終えかけた瞬間、目の前の彼女は襲いかかってきた。瀬戸はなんとか後ろに避けたが尻餅をつき腰を抜かしてしまった。 助けを呼ぼうとしても、声にならず口をパクパクしているだけである。もうダメか思ったその時、頭上から物体が飛んできて、ゾンビの顔面にクリティカルヒットした。 ゾンビは顔面に先ほど飛んできた黒板消しクリーナーがめり込み、仰向けに倒れ、痙攣している。
/32ページ

最初のコメントを投稿しよう!

6人が本棚に入れています
本棚に追加