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瀬戸は深呼吸し、口を開いた。
「…さっきは助けてくれてありがとう。俺は瀬戸、で、いったいどうなってんだ?これ??」
「あーそれなー。今もうガッ」
喋りかけた坂本に中洲が慌てて口を抑えた。
「部長が話すとややこしくなるから、俺からザックリ話すよ。30分前くらいにさー。いきなりゾンビがいっぱいきたからさー俺らでゾンビなぎ倒しながら学校出よーとしたら瀬戸くんがいたって感じ。」
「嘘つくなよ!大体あんたらに会う5分くらい前に窓からグランドで部活やってんの見てんだよ!」
「では、お前、何か身に起きなかったか?」
田中が問う。
「いや……あ、あの時視界にノイズみたいなのが見えた。」
困惑している瀬戸に坂本が言う。
「まあ、お前は俺らと同じってこったぁ。」
「だからわかんねえよ!……まぁ、あんたらが何か隠してるみてーだけど、これからどうするんだ?」
瀬戸が切り換えた。
「どうするつもりだ?部長。今の騒ぎで奴らがこっちに集まっているかもしれない。このドアも持って15分ぐらいだろう。」
田中が助言する。しかし、部長はあくびしながら
「めんどい。中洲、まかせた。」
「えー無責任だなー。俺はゾンビ切り刻めればそれでいいよ。」
坂本は丸投げ、中洲の作戦はガンガンいこうぜである。こいつら生き残る気あんのか?
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