エピソードⅠ

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ー竜と共に暮らす世界。 遥か底が見えぬ下の世界はいつしか奈落と呼ばれ人類未開の地へ、我々人間達は遥か雲の上に浮かぶ大地にいつしか住みつき竜と共に暮らす。 世界情勢はわずか十数年前まで乱れ、幾つもの国が戦争か勝ち、負けて消え行く戦乱の世であった。 それを治めたのが五人の王、戦乱時代の中でも一際勢力が強く拡大していった国々。 知略の国 サーハント。 天才的策略家を持って五つの中でも驚くべき戦果を上げて大国にのしあがった。 おかげで戦乱時代からサーハントは兵法に基づいた戦闘方法に力を付け、どこの国々よりも結束力の強い強国へと進化したが、ここ近年にサーハントの王が病により伏せてしまい、若く未熟な王子が王の代役を務めている。 現在最も不安定な国でもある。 軍事国家 マーセナル。 一人一人の兵士の技が強みの国。 戦乱時代幕開けの頃、マーセナルは世界で一番小さい国であったにも関わらずみるみるうちに国土を広げ、規律と戦闘技術を磨き上げて大国へと成長した。 竜騎士の弓はかなりの不安定な足場により実力が必要とされるがマーセナルの軍は半数が弓兵となっている。 近年は東にオーディン、北にサーハント、そして南にマーセナルが位置し、三大同盟を結んでおり三国はかなりの友好関係に位置している。 中でも現マーセナル王は武王と呼ばれ戦乱時代を長く経験している。 独立大国 ファンタジア。 どことも親交関係も無く、戦乱時代唯一戦乱時代に参加しなかった国。 それでもその時代から大国として知られており、色んな国々に攻められたが独自の文明開化により魔法が使える魔法竜騎士によって国は守られてきた。 近年はファンタジア国内でも鎖国が薄れて行き、ファンタジア出身の者がちらほらと色んな国々にいる。 強大軍事帝国 バハムート。 戦乱時代前から内乱が絶えない国であったが、一人の男の活躍により世界最大規模の国土と最強の軍事力を誇る程に成長した。 近年は不穏な内乱が起こっていると言われる。 伝説が眠る国 オーディン。 伝説の竜騎士の伝承が残る古くから存在する王国。 戦乱時代終期に伝説の竜騎士に近い騎士により大国までにのしあがる。 高貴であり誇りある王国。 これが五大国であり、世界の中心に位置する国。 物語は最後の伝説の眠る国 オーディンから始まろうとしている。
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