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JAL王国の執務室
「守護の賢者について、詳しく教えて下さい兄様」
「え?ああ、守護の賢者は女王陛下を支える9人。それぞれ、光や闇等の属性があって、俺にもわからないけど、どこからか、その9人が力を込めて祈ると、その星は発展していくんだ」
「直接、手は出してくれないのですね・・・」
「いや、たまに現れて力を発揮してくれる。それを期待してる」
「良くわからない世界ですね・・・」
その時、大きな地震が起きた
大地が雄たけびを上げているような地鳴り
『おい!陰陽師!!』
「ヤクモ?」
『違う。私だ』
「地龍か」
『そうだ。大陸が沈みかけている。我を解放しろ。この大陸だけは護りたいのだ』
「ヤクモはどうなる?」
『案ずるな。私を信用しろ。さぁ、早く。沈むぞ』
「陛下!!」
駆け込んできたのは時雨
「Nシステムから、海岸が、沈んでいきます。海にのまれていきます」
『陰陽師!!』
「『気よ、気よ』」
光輝き始める史
「『地脈の流れよ、龍脈よ。彼の者を元居た地脈に戻せ。地脈を違える事となす。オン・アビラウンケン・カシャリキ・バン!』」
『良くぞ成し遂げた陰陽師。約束は守る』
八雲は気絶した
「地震が収まっていく・・・」
数分、その場に動かず様子を伺った
「陛下!!陛下!!」
廊下の方から声がする
「私はここだ!」
「ご報告申し上げます。海岸が・・消失しました。津波はなく、海は普通に波を打っています。1メートルほど、この大陸は海に沈んだ模様です」
「・・・危なかったな。地龍、感謝する」
史は宙を見上げた。
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数日たった王の間
「ひとまず、ANAにフヒト君とシホさんとご両親。JALにユウコさん風神。アナザースカイに龍神様、ヤクモ君、タカコさんでいいんだな?」
「お願いします」
頭を下げた史だった。
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