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..............気がついたら俺は、真っ白い部屋の中にいた。
「ここは.....神がいるのか?」
携帯小説とかじゃあるあるなんだけど。
「そなた......誰じゃ?」
は?なんだこいつ。いきなり会って第一声がそれか?
「いやこっちが聞きてぇよ。
自己紹介もなしかよ」
「わしは確かに、車刃刃を読んだんじゃが....」
くっ!車刃刃!お前だけずるいぞ!
「てか話聞けよしじぃ」
そこは自己紹介するべきだろ。
早く能力よこせごらぁ。
「ん?ああ。
わしに話してるのか。
まあお主は呼んだものじゃないんで、能力は与えんぞ」
心読めるのか...テンプレだな。
「は!?なんでだよ!チート能力くれて、異世界に転生させてくれよ!」
そんなんじゃ魔方陣に無理矢理入った意味がないじゃないか。
「わがままばっかじゃのう。
最低限の知識は渡してやるから安心せい」
そして、足元に魔方陣が展開される。
「ちょ!何かくれぇぇぇぇぇ!!」
俺の叫びは....虚しく響いた。
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