第1章

3/10
前へ
/10ページ
次へ
 接続環境が悪く、ロードのたびに画面が暗転。そして自分の死んだ顔が反射して目に映る。  確かにこんな顔では内定なんかもらえないだろう、と思ってしまい、余計心が苦しくなっていく。 「――ん、メールか。誰からだろう」  予定ゼロなのをいいことに、朝っぱらからはじめたゲームを中断して、内容を確認する。  差出人のアドレスは見覚えがなく、署名もないから誰だかわからない。  件名は無題。最近の迷惑メールは件名で察することが出来ないため、面倒になったと思う。  さて、本文のほうはどうだ。
/10ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加