1人が本棚に入れています
本棚に追加
健史は星を見に行こう。
そう言って、
険しい森へ私を連れて行った。
看板などは無い、
健史は木で見分けている様だった。
森の深くに少しだけ
木のないスペースがあり、
そこに車を停めた。
日は暮れ、真っ暗な闇に包まれた。
エンジンを切ると、
月と星が薄暗い闇を照らした。
すごい。
星がビュンビュンと頭上を飛んでいる。
あっちも、こっちも。
流れ星だ。
今度は満点の宇宙に酔った。
夢心地な私は軽くお酒を飲み、
健史の手を引いてダンスを始めた。
煌めく宇宙の下で、
2人だけのダンスパーティ。
輝く宇宙、
お気に入りの音楽、
お酒にダンス。
ダンスに疲れると車のボンネットに乗って
語り合う。
煌めく宇宙と戯れながら、
二人もまた戯れた。
普通の生活から突然、
非現実の世界へ私を連れて行った健史。
そんな健史に段々と夢中になっていった。
健史との出会いのきっかけは、
普通にある
SNS。
最初のコメントを投稿しよう!