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 一瞬縫ったところが引き攣ったような気はしたが、そんなこともゆるゆると与えられる快感の波に流され、痛みなんて微塵も感じない。 「あっ……んんっ……ぁっ……」  ジーンは陽聖の様子を気にしながらも、自分の手の中に突き上げ陽聖の屹立を刺激する。ぬるつくそこは熱く、すでに止められそうにないほど張りつめていた。 「あぁっ……ジーン……イキそ……っ」  快感に閉じかかる目をジーンに向ける。その求めに応じて身体を倒してきたジーンと唇を重ねて舌を絡め、甘い唾液を啜った。  それが合図になったように陽聖が腹に迸らせると、次いでジーンも白濁を吐き出した。 「大丈夫か陽聖?」  荒い呼吸を繰り返す陽聖を気遣わしげに覗き込んでくる。  正直少しだけ傷口に違和感があるが、なんだかそれすらも痛みとは思えないほど身体は昂っていた。 「大丈夫だって。心配しすぎ」
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