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その姿に興奮醒めやまないといったように押し倒され、吐き出したばかりにもかかわらず猛ったままのジーンのソレが陽聖の後ろをつついて疼かせる。そんな陽聖をわかっているのか、いやジーンも同じだったのだろう。服を脱ぐ時間も惜しいとばかりに衣服を引っかけたまま舌を絡め、器用に潤滑剤を塗り込めて解していく。
「もうっ、きてジーン……早く……っ」
久しぶりなのとわだかまりが解放されたのとでタガが外れたのか、二人はセックスを覚えたての学生のように無我夢中で互いを求めあった。
「あっ、あぁっ、んっ、いいっ、きもちっ、いいっ」
正面から穿たれる度にガクガクと身体を揺さぶられ、必死にジーンの肩に縋りつきながら快感に喘ぐ陽聖の気持ちいいところばかりを角度を変えながら何度も何度もジーンは突き上げる。
目が合えばキスを交わし、火照る身体を余すところなく悦楽の中に沈めていく。そうして激しく重なる二人の濃密な夜は更けていった。
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