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咲来『あ』
江ノ本『ん、おはよう。どうした?呆けた顔をして』
咲来『いや別に……』
江ノ本『(大学で次の講義に出ようとしたら江ノ本先輩と遭遇してしまった)』
咲来『(出来ればこの人とは会いたくねぇんだよな。どこか底の知らない怖さが出てるっつうか、なんとなく柳井と似た物を感じるというか)』
江ノ本『お前も綱島の講義に参加するのか?実は俺もなんだ』
咲来『江ノ本先輩もですか?それは奇遇ですね』
江ノ本『まあお前とはこんな機会でもなくてはなかなか話をすることもない。なら俺はなかなか運が良い』
咲来『(こっちは最悪だよ)』
江ノ本『最近学校はどうだ?ちゃんと課題は出してるか?』
咲来『まあ、ぼちぼちと』
江ノ本『まあ別に自分の時間を奪われるほど真面目になる必要はねぇがな。勉強だけ出来たってそれはそれでマイナスだからな』
咲来『まあ勉強が出来るってそれだけ見れば優秀に見えますけど全体でそれだけだと無個性ですからね』
江ノ本『ギャルゲーだって優しいとか可愛いとか色々あれけどそれだけで好きになることなんかないしな』
咲来『ギャルゲーの話をされても困りますが、まあそれなりに楽しんでやってますよ』
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