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江ノ本『あ、そうだ。この講義が終わったらどこかに食いに行かないか?』
咲来『え、どこにですか?』
江ノ本『ここの近くでじゃじゃ麺の店があるんだがまだ食ったことはないんだ。まあ良い機会だし一緒に行かないかと訊いている所だ』
咲来『まあ別に良いですけど』
江ノ本『よし、約束だからな?途中でキャンセルとかは無しだぜ?』
咲来『(なんかこの強引なノリ前にどこかで味わったなぁ。確か江ノ本アキだっけ……江ノ本……江ノ本先輩?)』
咲来『あの、先輩』
江ノ本『ん、なんだ?いや別に一緒に飯食いに行ける奴が出来た事を喜んでる訳じゃないぞ』
咲来『何ツンデレ決めてるんですか。先輩ってお兄さんとかそういうのいます?』
江ノ本『お兄さん……まあ、うん、いたにはいたが』
咲来『江ノ本アキって人ですか?』
江ノ本『何故その名を知ってる!?』
咲来『うわっ』
周り『…………』
咲来『(な、なんだ急に。そんな親の敵を見るかのような目は)』
江ノ本『あ、すいません……』
咲来『どうしたんですか?何かまずかったですか?』
江ノ本『いやまずいというか変というか、咲来、何故お前がその名前を知ってる?』
咲来『えっと、最近ちょっと会ったので』
江ノ本『会った?何を言っているんだ咲来』
咲来『何かおかしいですか?』
江ノ本『おかしい……おかしいさ。だって江ノ本アキは』
江ノ本『数年前に既に亡くなっているんだぞ』
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