第1章

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「け、け、け……」 「……」 「結婚してくだしゃい!!!」 「……噛みましたね」 「噛んじゃいました……」 「それで返事は?」 「……今返したほうがいいですか?」 「し、質問で返さないで下さいよ~~」 「これは失礼しました」 「……」 「……貴方、どなたでしたっけ?」 「!!!!!!??????」 「冗談ですよ、郁さん」 「ま、真さ~~ん! 驚かさないで下さいよ~~~」 「まぁ、少し私も浮かれているのかもしれませんね」 「!! じゃぁ……」 「不束者ですが、よろしくお願いします。郁さん」 「真さん! あ、ありがとうございます」 「でも、指輪じゃなくてマフラーをプロポーズに渡すのはどうかと思いますがね」 「!!!」
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