第1章

2/8
前へ
/11ページ
次へ
教室の戸を開けたら、そこには… 片脚の無い僕がいた。 車椅子に座る目の前の僕は、此方を見て屈託なく笑う。 そして唇を動かし、無音の言葉を渡してくる。 “強く生きろ” 目の前の僕は確かにこう言っていた。 何故この言葉を寄越したのかは分からない。 ただ、妙に心に響いたんだ。
/11ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1人が本棚に入れています
本棚に追加