第1章
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教室の戸を開けたら、そこには… 片脚の無い僕がいた。 車椅子に座る目の前の僕は、此方を見て屈託なく笑う。 そして唇を動かし、無音の言葉を渡してくる。 “強く生きろ” 目の前の僕は確かにこう言っていた。 何故この言葉を寄越したのかは分からない。 ただ、妙に心に響いたんだ。
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