第1章

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「そっちもっと引っ張ってー!」 放課後。 結局僕はテント張りの手伝いをしている。 あのあと、悠希がメロンパンを奢るという事で手打ちになった。 既にお昼に奢って貰ってしまったものだから、僕に選択肢はひとつしかない。 テント張りなんて初めてかもしれない。 学校の行事に対して消極的な僕は活発な悠希に巻き込まれて色々とやっているが、テントを張った覚えはなかった。 そんなことを考えていると ガチャン 僕の耳に不吉な金属音が届いた。
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