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そしたら彼女は少し間(マ)を置き何か考えてこう答えた。
「君は何者だ?」
「・・・。えっ?! 僕は御嬢様専属の執事です。...もしかすると僕が御嬢様にお気になさらないのですか?」
一瞬固まり今更何を言っているの分からず、確認し不安になった。
「...あっ! いや、ぇ、執事?」
「はい。御嬢様専属の執事でござます」
御嬢様は困り目をキョロキョロさせていた。こんな御嬢様は初めてだ。こんな驚(オドロ)いた顔をし予想以外の回答(カイトウ)で困った顔もしている。
いつもはボーとしている顔しか見てなかったからこんな顔をする御嬢様は新鮮に思えた。
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