choco to Christmas~不器用な贈り物~

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「あった、あった。206号室、野城くん宛て。これよ」 寮母さんが受付カウンターに置いたのは、小さな段ボール箱の小包。 僕は、それを受け取り、差出人の欄を見ることなく、部屋に入った。ちなみに、一人部屋。 ドアを閉め、僕はゆっくりと、段ボール箱の伝票に目を落とす。 静まり返った部屋の中で、僕はその名前を無言で見つめていた。
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