第3章

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アジトで宴が催されている最中、裏口より程近い部屋で2人は話していた ラグロ:『なぁパド。あんまり皆を焚き付けるような事は控えてくれないか?』 パド:『またそれですか…ラグロさん、貴方が何を考えて対話だ何だと言うのかはわかりません』 『しかし私は貴方の掲げるヒューマンの完全なる自主自立に、独立に、その思想に惹かれて組織に入りました』 『そしてそれは対話では成し遂げられない事を知りました。貴方だってわかっているでしょう』 そのもっともな意見に歯切れ悪くラグロが答える ラグロ:『まぁ…そりゃそーなんだけどね。。』 『と、とにかくだ!私には私の考えがある。私を信用して少し待て。間違っても武力蜂起なんて皆を焚き付けるなよ』 パド:『貴方がそう言うから、もうずいぶんと待っていますが、、わかりました。もう少し待ちますよ』 少し呆れたような、それでいて困ったような顔でパドは了承した
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