シニスターの槍

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____________________  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  渡英してから慌ただしく月日がたち、気が付けばあっという間に年を越していた。 新しい年を迎えての事始め。そこはやっぱり豪勢にと思って、今日はここウエストエンドに来ている。  新年のカウントダウンの花火に負けず劣らずの賑やかさ。ロンドン随一の娯楽街ウエストエンド。 その中でも劇場街と言われるこのスクエア一帯は、世界に名だたるサーカスやミュージカル、映画館がひしめく人気のスポットだ。 華やかな広告塔が真っ白に凍りついた寒空を突き刺し、その下で綺羅びやかな喧騒が街中を埋め尽くしている。 どちらに顔を向けても威風堂々とした建造物が並ぶ。そのいずれもが、これでもかと自信作を世界に向けて掲げている。  ここは夢の世界だ。  網膜に映り込むその夢の世界に、僕はひとり感嘆のため息をついた。
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