牧場からの眺め

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健史は星を見に行こう。 そう言って、 険しい森へ私を連れて行った。 看板などは無い、 健史は木で見分けている様だった。 森の深くに少しだけ 木のないスペースがあり、 そこに車を停めた。 日は暮れ、真っ暗な闇に包まれた。 エンジンを切ると、 月と星が薄暗い闇を照らした。 すごい。 星がビュンビュンと頭上を飛んでいる。 あっちも、こっちも。 流れ星だ。 今度は満点の宇宙に酔った。 夢心地な私は軽くお酒を飲み、 健史の手を引いてダンスを始めた。 煌めく宇宙の下で、 2人だけのダンスパーティ。 輝く宇宙、 お気に入りの音楽、 お酒にダンス。 ダンスに疲れると車のボンネットに乗って 語り合う。 煌めく宇宙と戯れながら、 二人もまた戯れた。 普通の生活から突然、 非現実の世界へ私を連れて行った健史。 そんな健史に段々と夢中になっていった。 健史との出会いのきっかけは、 普通にある SNS。
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