君はツンデレラさ

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「え、プロポーズですか?  こんな雰囲気もへったくれもない所で、いきなり告白されて、『はい。良いですよ』なんて言うと思うのですか? まあ良いですけど。  そうだ結婚するのなら万が一の為に、1億円の保険に入っておいてくださいね。もちろん、受取人は私名義で。それで、私と結婚したら最期。生命が尽きるまで、私の為に生きて働いてくれないといけませんよ。  もし浮気なんかしたら……」  彼女は満面の笑顔を浮かべ。 「死んでください。  ああ、自殺なんかで死なないでください。保険金が入らないし、事故死なんてもっての他。せめて病死でお願いしますね。ちゃんと完治するまで看病してあげますから。  もし死んで生まれ変わっても、また私と出会ってください。その時は、ちゃんとしたロマンチックなブロポーズをしてくださいね」
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