恋1《冬》

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あたしはそんな彼の右頬に手を伸ばし「痛かった?ごめん」と笑った。 「あたしもあんたが好きだから、付き合ってあげる」 もう一度微笑み彼に抱きつくと彼もきつく抱き返してくれた。 「なあ……」 「……ん?」 「今夜、夜のホームランも打っちゃっていい?」 あたしはヒールで彼の足を思いっきり踏んづけ、持ってきたマフラーを投げつけた。 【恋1・終】
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