恋1《冬》

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学生時代からの仲のいい仲間数人と食事をした後、帰る方向が同じ男友達と二人で歩いている途中バッティングセンターを発見した。 「ちょっと寄っていい?」 このあとの予定もなかったあたしは一緒についていき、彼が投げて寄越した上着を手にバッターボックスに立ち2、3度素振りをする様子をネット越しに見る。 「ホームランに当たったらお前に言うことがある。見とけよっ」 彼はそう言ってバットを構えた。 そして……
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