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やばい。こっちの意図がばれたかも。そんな時に一件のメールが届いた。そもそもメールなんて久々だ。取り敢えず開いてみると内容は、
【僕へ……どう足掻いても後悔は必至だ。もしかしたら結果は変わらないかもしれない。変わっても後悔するだろう。それでも今すぐにこの言葉を……localisation】
と書かれていた。
「ロォカァリィザーシャン?」
読んでみたはいいが、読み方があっているのかは謎だ。
「その言葉……何であなたが知っているの?――――ああそういうことだったんだ……やっとわかったわ。ほんの少しだけ救われたわ」
正直この人は何を言っているんだと思ったが言葉には出さない。というかそんなことをなんのためらいもなく言えるほどの度胸が僕にはない。そんな事を考えている間に、気づくと目前に先程まで話していたであろう女性がいた。綺麗な金髪のロングで色白。唖然とするくらい美人だった。
「ありがとう、少し救われた」
「え? ああ……はあ……」
急な緊張感が僕を襲う。何せ目の前にとんでもない美人がいるんだ。心臓の鼓動が普通じゃない。どうやら僕は一目惚れしてしまったようだ。
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