第二章

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「……?……あり?メールが届かない?……まぁいいかな……」 自己紹介をする前に鳴ったチャイムにクラスメイトは苦笑していたり、怒鳴ったりしていた。 私は無機質な文字で送信不可能を示している。 「夏乃さん。そこを退いてくださいませんか?」 「豆安!!そんなの失礼でしょ!!」 「豆安……?」 「そ。私は天川 翼」 「あ、天川!!あの天川財閥の!?」 「そうでございます。翼お嬢様は天川株式財閥の天川宗一郎様の娘。言わば天川株式財閥のご令嬢にございます」 ご、ご令嬢…… いささかキャラが濃いとは思ってたが…… 「……なんか……おめでたい……」 「「??」」 「俺はドットだ」 「本名は」 「ツッコミ鋭いな」 赤い髪に帽子。それにタキシードの青年よ 馬鹿にするでない。 「竜竜田竜本 竜太郎だ」 「随分ふざけた名前だね 特に名字」 「俺に言われても」 「豆安は豆内安男よ」 「豆安ぅぅぅうううう!!」 白いストレートの髪のご令嬢……恐るべし。 ガラッ 「ほら席に着け」 緑の髪をポニテにした赤い目の美青年もとい先生 「あ……新人か 俺は魔法学及び武術学担当教師サタン・クライス・ブラック・デビル・サンダー・レグサル・カライク・ショルミ・タイカン・カルメス・グラード・テベカ・ルシェル・セナ・クラミアン・コウリア・アナザー・クランドリア・ガルデラ・ダーク・ディアだ。 略してサタン・ディアで大丈夫だ」 誰が覚えられるんだよ
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