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「……」
私は地図とにらめっこをしていた。プラス国都市 シェセリンに着いたものの
「……ここ……どこ」
「どうした」
私は顔を上げた。美しい金髪をポニテにしたオレンジの目の青年……袴に刀
「あの……プラス学園まで行きたいんですけど」
「プラス学園……ああ、それなら、この道を真っ直ぐ行けば着く」
どうやら迷ってるうちに近くまで来ていたらしい
「ありがとうございます」
「良い。早く行け」
「はい!」
***
「はじめまして
プラス学園生徒会長の新城 蘭だ」
チャイナドレスと紫髪に鋭い紫の目の少女は言った
「私は夏乃です」
「ウチのクラスはこっちなんだ」
真っ白廊下に改札……
「ゲストカードだ。かざしてくれれば通れる」
「はい」
「「姉御!!本日もお日柄よく!!」」
「おめぇら。ちょうど良いな。荷物を寮に運んどけ」
「「うっす!!」」
(((誰!?)))
「……あ、コイツらは春蘭組の奴だ。ヤクザだからあんま近付くなよ」
あんたが一番偉いんじゃねぇの!?
「この子は夏乃だ」
「「うっす!!夏乃さん、夜露死苦っス!!」」
「授業サボんなよ」
「「うっす!!」」
「……あと夏乃に近付いたらぶっとばす」
物騒だ。
ものすごく物騒だ。
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