第一章

4/4
前へ
/11ページ
次へ
「……」 私は地図とにらめっこをしていた。プラス国都市 シェセリンに着いたものの 「……ここ……どこ」 「どうした」 私は顔を上げた。美しい金髪をポニテにしたオレンジの目の青年……袴に刀 「あの……プラス学園まで行きたいんですけど」 「プラス学園……ああ、それなら、この道を真っ直ぐ行けば着く」 どうやら迷ってるうちに近くまで来ていたらしい 「ありがとうございます」 「良い。早く行け」 「はい!」 *** 「はじめまして プラス学園生徒会長の新城 蘭だ」 チャイナドレスと紫髪に鋭い紫の目の少女は言った 「私は夏乃です」 「ウチのクラスはこっちなんだ」 真っ白廊下に改札…… 「ゲストカードだ。かざしてくれれば通れる」 「はい」 「「姉御!!本日もお日柄よく!!」」 「おめぇら。ちょうど良いな。荷物を寮に運んどけ」 「「うっす!!」」 (((誰!?))) 「……あ、コイツらは春蘭組の奴だ。ヤクザだからあんま近付くなよ」 あんたが一番偉いんじゃねぇの!? 「この子は夏乃だ」 「「うっす!!夏乃さん、夜露死苦っス!!」」 「授業サボんなよ」 「「うっす!!」」 「……あと夏乃に近付いたらぶっとばす」 物騒だ。 ものすごく物騒だ。
/11ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加