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休み時間、隣にいる彼女たちは楽しそうに会話している。
「この前少しセクシーな下着買っちゃったんだ」
「えっ!それは冒険したね」
私は聞こえないふりをして本に目を向ける。
顔を上げるといつの間にか担任が来ていた。
「はい。じゃあ、今日は生徒会の立候補について話します」
今年もそんな時期になったんだ。こういう時には煩かった彼女たちも静かだ。
私はきっとこのままだと何も変わらない。彼女たちで言う冒険をしなくちゃ駄目だ。
「は、はい!私が生徒会長をやります!」
立ち上がった時に椅子が倒れ、時間差でバンっと音が静寂の中、響く。
「何これ!最高!」
誰がそう言うと教室が笑いに包まれる。
私の小さな小さな冒険記が始まった。
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