第三章 旅の始まり

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「ありがとうね。 でも全く貸したのかも買ったのかも覚えないよね。それはしょーがないよ。 だから、わけもわからないままこの列車に乗って? 」 ぜーーーんぶわかってるような言い方しやがったこの女。 何なんだよ一体。 何故わけのわからないまま? そうだ。なるほど。 自分の中では理解した。 ある質問をぶつけてみよう。 よし。 航 「じゃあ、列車に乗ったらあなたの事も全部思い出せるの?」 「いいから乗って。」 はい。オッケイです。乗ります。すいません。 ちぇっ、なんだよこの人、謎だ謎だ謎だ。 とどめにとどめを刺してきたからにはもー乗るしかないと思いとりあえず乗ろう。
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