第一章 あの世

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自分がここに来た理由は自分でもよーくわかっている。 なぜかと言うと記憶も元のまま残っている。 これはすごい嬉しい事だった。 家族の顔、友達の名前、今まで合ったこと何一つ忘れていないのだ。 でもこれは人によって悲惨で過酷な人生を送った者、自ら自分で命を絶った者は、危険ステージレベルに達していた場合、強制的に記憶が消滅するらしい。 簡単に例えると、データがアンインストールされ、また1から新しい記憶をインストールする事ができる。 だけどただ1つ消えない記憶がある。 それは 家族の記憶。
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