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「あ…//西島くんだ」
「やっぱかっこいいよね//」
毎回耳に入る女の子たちの声。
「あー…話しかけよっかな//」
女の子たちは、手紙やら手作りのお菓子やらアタックする気満々で登校してくる。
"西島くん"…………
そう、それは"西島くん"が原因。
「西島くん!//お、おはよ…//」
一人の女の子が西島くんに声をかける。
緊張しているのか、体が小刻みに震えている。
手にはラッピングが可愛い手作りのクッキー。
西「…あ、おはよ。」
彼は先ほどまで耳にはめていたイヤホンを外してその女の子に会釈した。
「…あの、これ///」
そう言って手作りのクッキーを手渡した
・・・・・・
なんで、皆あんなして頑張るのかね。
叶わないって分かってるのに。
ま、そりゃあの女の子たちの中にだって西島くんと結ばれる人がいないとは限らないよ??
でも、
西島くんは、遠すぎるよ。
私の手には及ばない。
ん?私?
私は…
西島くんが人気なのを平然装ってる
西島くんのファンです(笑)
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